人工炭酸泉が自律神経活動に及ぼす影響

【概要】

男女12名を対象にし、室温25℃、湿度65±7%、録音された環境音楽を流した同じ明度の環境で、測定時刻を一定にして測定し、自律神経に対する環境要因の統制を行った。
人口炭酸泉は濃度1000ppm、湯温36℃に調整。
自律神経の測定は心電図での周波数解析、および脈拍数を2分毎の測定点で行った。
自律神経が与える心理的な変化を捉える目的で、POMS(緊張・抑うつ・怒り・活気・疲労・混乱の6因子が同時に測定できるテスト、性格傾向の評価ではなく、その人の置かれた条件で変化する一時的な気分、 感情の状態を測定する。)を負担刺激前後に測定した。

負荷条件は、静座位・36℃の淡水浴負荷・36℃の炭酸泉浴負荷の3つの条件にした。
それぞれ負荷刺激後は10分間の安静座位をとり、負荷刺激は10分に設定した。

【結果】

人口炭酸泉浴はほかの実験に比べ交感神経の抑制、心拍数の抑制ともに優位な結果がでた。
また、人口炭酸泉浴は全身だけでなく、局所浴だとしても交感神経抑制につながることが示唆された。


文献 〈高濃度人工炭酸泉下肢局所浴が自律神経活動に及ぼす影響について〉
著者 平田尚久、實延請 他 医療法人社団博愛会木阪病院リハビリテーション科 他

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