【子どものアトピーで悩む親必見!】就寝前の痒みを和らげる方法と炭酸泉でのホームケアを紹介

子どものアトピー性皮膚炎は、特に就寝前に痒みが強くなる傾向があります。

そのためなかなか寝付くことができず、やっと寝ても痒みで途中覚醒してしまったり無意識に掻きむしってしまうなど悩みは付きません。

なぜアトピーは痒みを誘発するのか、痒みを抑えるポイントや炭酸泉でのホームケア、炭酸泉を選ぶ時のポイントなどを解説していきます。

目次

そもそもアトピー性皮膚炎はなぜ痒いの?

アトピー性皮膚炎は、簡単にいうと肌のバリア機能が弱まっている状態。

外的要因(刺激やアレルゲンなど)にとても敏感に反応してしまい、かゆみや肌乾燥などの肌トラブルを起こします。

強い痒みが伴うことで掻きむしってしまうと、その部分に傷がつき肌炎症をさらに招いてしまう悪循環に陥ることが多く、

特にかゆみや気持ちのコントロールができずらい子どもは悪循環に陥る割合が多い傾向です。

アトピー皮膚炎の痒みを招く代表的な悪化因子

  • ほこりやダニなどのハウスダスト
  • 動物や昆虫の毛
  • 植物や花粉
  • 空気の乾燥や汚れ
  • かたい繊維などの衣類
  • 洗浄力が強い石鹸やシャンプー
  • 強い日光
  • 湯温が高いお風呂
  • アレルゲン原因のある食べ物(卵や牛乳など)
  • 強いストレス
  • 発汗

このほかにも人により痒みを起こす原因は様々ありますが、

とくに子どもは発汗しやすく、外に出ることで日光や植物、花粉や乾燥した空気などに触れやすい環境が揃ってしまいます。

とくにアトピーの痒みが強くなる就寝前

子ども大人関係なく、アトピー性皮膚炎に悩む方が特に痒みが強くなると言われているのが就寝前です。

就寝前の痒みを抑えるポイント

子どものアトピーに悩む親の中で、上位に入り込むほど就寝前・就寝中はとくに痒みが強く出る傾向です。

痒みで寝不足はもちろん、ひどい場合は子どもでも睡眠障害に陥ります。

また痒みによる夜泣きやポリポリという掻く音は、親の睡眠も妨害し親子とも寝れない環境に。

パジャマや寝具の対策

パジャマや寝具の対策

【化学繊維の布団やパジャマの使用を控える】

パジャマや寝具を肌に優しいコットンやガーゼ素材に変えると痒みを抑えることができます。

またパジャマは縫い目の少ないもので、肌にあたるタグはできるだけ除去しましょう。

コットンやガーゼ素材は通気性が良いため寝汗を吸収し蒸発してくれることから、痒みの原因になる蒸れも解消してくれます。

また寝具のシーツや掛布団も、なるべく毎日洗濯した清潔なものを使用しましょう。

難しい場合はシーツの代わりにコットンやガーゼ生地のタオルを敷いて寝るだけでも肌刺激を和らげることができます。

睡眠は入眠前含めて、肌に物が触れる範囲が大きく長時間刺激が加わりやすい状況です。

なるべく刺激が少ない生地を使用しましょう。

【湿気・ハウスダスト対策は入念に】

湿度が高い環境はアトピー悪化の原因に。

布団に湿気をため込まないようなるべく天日干しを行い、敷布団の下にすのこを置くなど通気性を良くしましょう。

天日干しを行うことで湿気を蒸発させるほか、ダニなどのアレルゲン除去にも効果があります。

ですが花粉や黄砂が多い季節など、天日干しできない環境の場合は部屋干しにし、扇風機やクーラーの除湿などを利用して湿気を除去しましょう。

天日干しや部屋干しをした後はこまめな掃除も大切。

できれば布団専用の掃除機でほこりやダニの死骸などハウスダストを取り除きましょう。

掃除機は同じ箇所を20秒ほど、上から下へ入念にかけることがおすすめです。

布団専用掃除機がない場合や、専用のヘッドがない場合は吸い込み口にストッキングや排水溝ネットを付けるだけでも吸い込み口の汚れを気にせず使用することができます。

就寝前までに対策できること

就寝前までに対策できること

【食事・お風呂は就寝1~2時間前に終わらせること】

食事は体温が上昇し、お風呂も皮膚の温度が上がるためどうしても痒みが出やすくなります。

就寝1~2時間前までに終わらせることで体温上昇が緩やかになり、ある程度体温も平均状態に戻った頃で就寝することで痒みを抑えることができます。

それでも痒みが強い場合は室温を下げたり、濡らしたタオルで痒みのある箇所を冷やしましょう。

冷やす際に保冷剤を使用する方もいますが、子どもは皮膚が薄いため最悪凍傷になる可能性があります。

まくら型の保冷材をタオルにくるんで頭を冷やすと、身体全体の体温もゆっくり下がっていきますのでおすすめです。

また就寝前は手のひら、足裏から熱を放出します。

手元の近く、足先の近くに肌には直接触れないよう保冷剤を置き、冷気を当てるだけでも痒みを抑えることが可能です。

【入眠までの時間をなるべく短くする】

これが一番難しい問題ですが、一番効果があります。

自律神経には興奮状態へ導く交感神経・リラックス状態へ導く副交感神経があります。

この切り替えが上手くできず交感神経が優位のまま寝ようとすると、痒みに気を取られてなかなか入眠できません。

交感神経は何かに夢中になったりストレスを感じた時に働きます。

そのため、子どもの場合はゲームやテレビなど興奮するものを就寝1~2時間前には見せない遊ばせないことがポイントです。

また就寝前に身体を掻いてしまうと思われますが、掻かせないためにダメと促すと思います。

掻かないことに越したことはないですが、ダメと抑制することで子どもにストレスがかかります。

ダメではなく痒みのある部分を冷やす・保湿剤を塗るなど痒みを取り除くことに頭を切り替えて対処してみましょう。

最悪掻いてしまっても叱ったりしてはいけません。

ストレスは交感神経を優位に立たせ、余計に寝付きにくくなります。

寝つきが良くなり痒みも抑える、炭酸泉での入浴

アトピーにお悩みの方はもしかしたら言葉だけでも聞いたことがあるのではないでしょうか?

炭酸泉はその成分や効能からアトピー性皮膚炎の対策・治療方法として注目されていますが、

就寝前の痒みを抑える効果にも期待できます。

炭酸泉とは

炭酸泉はお湯の中に炭酸ガス(CO₂)が含まれたお湯のこと

性質は弱酸性で肌に優しく、主な効果として血行作用があり血の巡りを促進し、老廃物の排出を助けたり、炭酸泉内に含まれた微細な二酸化酸素の泡で、身体の汚れを浮かし清潔に保ちます。

この効果を利用すれば、アトピー体質を身体の根本から改善できる可能性があるほか、普段のアトピー症状(痒みや肌乾燥)を和らげたり、ステロイドや保湿剤の使用量・使用頻度を抑えることが可能です。

実際に医療機関でも炭酸泉は利用をおすすめされていたり、利用した方の中には子どものアトピーが治った、痒みや肌トラブルが減ったというお声も聴きます。

アトピーの改善にも!炭酸泉の効果的な入浴方法とは

実際に炭酸泉で入浴したりシャワーを浴びようにも、どうすればいいかわからないことだらけですよね。

炭酸泉の適正な使用頻度や時間に関しては正確なデータがあるわけではないですが、基本的に無害であるため毎日使用しても問題はないとされています。

ここでは様々な機関や、実際に炭酸泉使用を推薦しているサイトから情報を集め、総合したおすすめの使用方法を紹介します。

アトピー性皮膚炎含め皮膚疾患に効果的な炭酸泉の使用方法

医療効果を目的とした場合:約15分~30分

炭酸泉は比較的長湯で使用し、ぬるめの温度でじわじわと温まることをおすすめしています。

アトピーの痒み誘発に長時間の入浴があてはまりますが、炭酸泉は泉質が弱酸性でアストリンゼン効果という肌の引き締め効果により、肌が保湿されやすいので比較的痒みも出にくく長湯が可能です。

また入浴はどうしても…という場合も、炭酸泉はシャワーを浴びるだけでも十分な効果を感じることができます。

通常のシャワーでは落としきれない汚れも、炭酸泉を使用すれば微細な二酸化炭素の気泡で汚れを浮かし洗い流してくれるため肌の清潔も保てます。

さらにアトピー改善に効果抜群な理由を深堀り

自律神経が整い、ストレスの軽減へ

イライラや不安な気持ちが高まっているときは交感神経優位に立っており、身体は常に緊張状。

このとき、身体は血管を収縮する作用が働くことから血流が悪くなります。

炭酸泉に浸かることで、副交感神経が刺激され優位に立つことから身体がリラックス状態になり、お風呂上がり後の入眠や睡眠の質を高めることができます。

アトピー体質の方は就寝前に痒みが誘発されやすいため、できるだけリラックスした状態で入眠することは、子どもの睡眠障害を防ぐ効果も期待できます。

子どもの睡眠は成長に必要不可欠。

さらに睡眠中は身体の修復機能が働くことから、肌疾患の改善治癒にも大切です。

皮膚炎症にお悩みの方は常に痒みや不安からなるストレスにさらされやすいため、リラックスできる環境づくりを大切にしましょう。

基礎体温UP・低体温の改善・肌質改善

アトピー性皮膚炎に悩む方の大半が基礎体温が低い低体温といわれています。

基礎体温が低いと免疫力が下がり、アレルゲンの発症確率が高くなるほか、身体の中・外の防除力が下がってしまうためアトピー性皮膚炎以外の肌トラブルにも悩みやすいとされています。

基礎体温が低い原因の多くは、血行不良が原因です。

炭酸泉の血行促進効果により、入浴中以外でも血管柔軟性が良くなることから日常的に血流改善が期待でき、根本から身体の基礎体温を上げていきます。

また血行が良くなることで、アトピー改善のための飲み薬や摂取した栄養素、酸素が身体のすみずみまで届けられターンオーバーが正常化。

ターンオーバーが正常に働くと元気な肌細胞が生まれることから、すでに傷ついた肌や壊疽が出来てしまった肌を再生させていきます。

外部刺激からの予防・肌バリアの強化

炭酸泉は肌と同じ弱酸性。

弱酸性のお湯は普通のさら湯に比べ肌への刺激が少なく、また肌のバリア機能が強化され外部刺激の予防にもつながります。

また浸る化粧水ともいわれるほど保湿力が抜群に高く、お風呂上がりの肌乾燥も通常のさら湯に比べて少ない傾向です。

そのため入浴後の痒みを抑えることができます。

免疫力を上げてアレルギー症状を抑える

炭酸泉に入浴すると体内にHSP(ヒートショックプロテイン)が発生します。

このHSPはダメージを受けた細胞や異常細胞を修復し、正常な状態に戻す作用があるため免疫向上が期待できます。

また、HSPの異常細胞の修復や、炭酸泉を使用して発生数が増える効果は研究で成果が出ており、医療機関でも活用しています。

皮膚の壊疽再生

アトピーはもちろん、様々な要因で傷ついてしまったり、壊疽が出来てしまった肌を再生させる効果があります。

実際にアトピー症状をお持ちの方が炭酸泉を続けて使用していき、ステロイド剤を塗らずに症状が治まるというお声もあります。

これは炭酸泉を使用したことで血行が促進し、肌の再生に必要なターンオーバーが正常に働くため。

また血行が促進されることから摂取した栄養素も身体の隅々に届き、元気な肌細胞が生まれやすくなります。

おすすめの炭酸入浴商品!

せっかく使うなら効果をちゃんと実感したい!子どもも安心して入浴できるものがいい!

選び方のポイントも含めておすすめの炭酸入浴商品を紹介いたします。

選び方のポイント

効果を実感するには炭酸濃度が高いものを選ぶ

炭酸入浴剤は、炭酸濃度が高いほど効果もUPします。

さらに「炭酸泉」とは、炭酸ガス(二酸化炭素)がお湯1㍑に0.25g(250ppm)以上溶け込んだお湯のこといい、その中でも1000ppm以上のものを高濃度炭酸泉といい、改善や治癒目的には高濃度炭酸泉を選びましょう。

家庭用入浴剤は、比較的炭酸濃度が低くものが多いですが、その中でもなるべく炭酸濃度の高いものを選ぶのが良いでしょう。

肌負担のことを考えて成分を必ずチェック

市販には色や香りが付いた入浴剤が多く販売されています。

炭酸泉入浴剤の中には香料・着色料不使用で無添加のものもありますので、肌に優しいものを選びましょう。

また添加物が多く入っている商品は炭酸入浴剤本来の効果を発揮できない場合があります。

筆記者おすすめの炭酸入浴商品!

薬用 HOT TAB WELLNESS

主な特徴としては肌に刺激がある塩素の中和、無添加で構成されており炭酸濃度の持続時間も長いとのこと。

HOTTABは市販でも比較的手に入りやすいため、初めて使用するにはもってこいの商品と思います。

また専用のシャワーヘッドにタブレットを入れての利用もできるため、その日のアトピー症状と相談したり、入浴を嫌がる子どもにも楽に使用ができそうです。

ReVIERA³(リヴィエラキューブ)

もっと本格的に炭酸泉を使用してみたい方は、炭酸泉装置を使用してみるのはいかがでしょうか?

ReVIERA³は特徴としてお湯と二酸化炭素しか混ざっていない純粋な炭酸泉を実感でき、医療現場でも使用されるほどの高濃度炭酸泉(1,000ppm以上)を作ることが可能です。

お風呂に溜めることも、シャワーとして利用することもできるので利便性ばっちり。

炭酸入浴剤である程度身体が慣れて効果を感じにくくなった方や、アトピーや肌疾患に悩む家族が多い家庭、本格的なアトピー改善を目指したい方におすすめです。

大人も子どもも関係なく、安心してアトピー改善に使用できる炭酸泉はじわじわ人気が出てきているもののあまり見かけるものではありません。

見たり聞いたりするものの、よくわからない商品を子どもに使用するには気が引けますよね。

でも今後の長期にわたる就寝前の痒みや薬の利用、肌トラブルのことを考えると、効果のある商品を色々と使ってあげたいのもまた事実。

かかりつけ医と相談しつつ、一度炭酸泉をトライしてみてはいかがでしょうか?

もしかしたらアトピー改善の一歩踏み出せるかもしれません。

こちらも是非ご参照ください♪

おすすめ炭酸泉装置を比較!

炭酸泉にご興味がある方は是非こちらの記事も併せてご参考ください♪

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