原因
以前まで、筋肉疲労など疲労を起こしているのは乳酸というのが一般的でしたが
最近の研究で、乳酸は原因物質ではないことが分かりました。
確かに運動など身体を動かすと乳酸は増えますが、むしろ乳酸は運動をするエネルギーがなくなった際に使われる物質であり手助けをしてくれます。
ある実験で乳酸だけを身体に投与したところ疲労感は出なかったと報告もされています。
今はFF(ファティーグ・ファクター)といわれるたんぱく質(疲労物質)が原因とされています。
このFFは呼吸から摂取する酸素から生まれます。
運動時やストレスを感じたときなど、多くの酸素を身体に取り込むと活性酵素というものが生産されます。
この活性酵素は身体にある免疫細胞の手助けをする酵素であり、必要なものです。
しかし、この活性酵素は細胞を酸化させ細胞を死滅させる力もあります。
活性酵素が増え、細胞が酸化していくとFFが増えます。その情報が脳に伝わることで自律神経から身体を休ませるように注意を起こすのです。
これが疲労の原因になります。
改善方法
この活性酵素を作ることを止めるわけにはいけません。
元々、身体には疲労を回復させるFR(ファティーグ・リカバー・ファクター)という疲労回復因子があります。
このFRが増えることによって疲労回復ができるのです。
このFRを増やすことに炭酸泉がとても役に立ちます。
FRを増やすために必要なのは運動と入浴と睡眠です。
運動
FRはFFが発生して初めて作られます。逆に言えば、疲れていないとFRは作られません。
自律神経を働かせ交感神経をか発にした後副交感神経を優位にさせる際に大量に分泌されます。
軽いウォーキングやジョギング、ストレッチを日常的に行うことが理想です。
【ポイント】 炭酸泉を日々使うことにより少しでも蓄積された疲労を改善させることで、効率よくFRを作ることができます。
また身体が温まると身体が動かしやすくなります。ストレッチをする際にとても効果的です。
入浴
入浴しゆっくりとお湯に浸かることによって自律神経と脳の働きを抑えます。
身体をお湯につけ交感神経を静め、副交感神経を優位にさせる
このメリハリを習慣づけることが大事です。
【ポイント】 炭酸泉を使うことにより血行促進されると自律神経に刺激が行きやすくなります。
刺激を受けた自律神経は副交感神経を優位に立たせますのでリラックス効果が向上します。
また、さら湯に比べ温まった身体が急激に冷めることがないため、ゆっくりと睡眠を誘うことができ入眠がしやすくなります。
睡眠
睡眠中にFRはFFによるダメージを修復させる力が強いとされています。
睡眠中が唯一FRによる修復がFFによる損傷に勝てるときであるため一番必要になってきます。
この睡眠が効率よく取れないとFRで修復できなかった疲れが溜まっていき蓄積されていきます。
【ポイント】 眠気は体温が温まった後、冷めていく過程で起こります。
しかし、さら湯だと温まっても急激に冷めるためせっかくの眠気がすぐに覚めてしまいます。
炭酸泉はゆっくりと体温が下がるため眠気を起こしやすく、自律神経を副交感神経に変えることができるため
より効果的に眠りに誘います。
疲れがなかなか取れないと困っている方にぜひ炭酸泉を使用して頂きたいですね。