最近テレビなどで紹介されているゴースト血管をご存知でしょうか?
ゴースト血管とは毛細血管に血液が回らなくなり、機能を失ってしまった状態のことをいいます。
毛細血管はいっぱいあるし大丈夫じゃないかと思う方がいるかもしれませんが、実はとても大変な症状なのです。
今回はゴースト血管とは何なのかを詳しくご説明していきます。
ゴースト血管
ゴースト血管は身体中にある毛細血管が何らかの原因で破壊され、血管としての機能がなくなった状態のことをいいます。
機能していない血管は血液が流れないので中身はスカスカ状態になり、消えたように見えなくなってしまうのでゴースト血管と呼ばれています。
身体の血管は、約90%は毛細血管で、血液中の赤血球がやっと通れるくらいの細さで詰まりやすく、また脆い血管です。
毛細血管は年齢など、様々な影響で血管の内側から細胞がボロボロの状態になっていきます。
そして、何らかの影響で毛細血管が破裂し、血液が漏れ出し身体の隅々まで栄養や血液を運べなくなってしまいます。
また、この漏れた血液により身体の様々な部分で炎症が起こり、慢性炎症になっていきます。
この慢性炎症は様々な病気の原因ともいわれて、この慢性炎症でさらにゴースト血管を生み出してしまうのです。
ゴースト血管の原因
原因として上げられるのは、血液がドロドロになる肥満や過度なストレス、姿勢の悪さや、女性がよく履くヒールやスキニーパンツも原因の一つといわれています。
ヒールはつま先に重心がかかり、その分毛細血管が押しつぶされ血液が流れにくくなり、スキニーパンツは締め付けによって血液が流れにくくなるためです。
また、年齢を重ねていくほど身体の血管も衰えていき、硬くなり脆くなります。
柔軟性のない血管は血液を押し出す力が弱くなり、血液が流れにくくなるためゴースト血管は増え続けてしまいます。
ゴースト血管による悪影響
ゴースト血管になると、身体にはどんな悪影響があるのでしょうか?
冷え性
女性に多い冷え性、この冷え性の原因はゴースト血管によるものかもしれません。
足先や手先が冷えやすい方や、温めても冷えが取れにくい方は注意が必要です。
ゴースト血管による冷え性は女性に多く、また冷え性は万病の元ともいわれています。
様々な病気
ガンや心筋梗塞・脳卒中など、大きな病気になる可能性が大きくなります。
血液が流れにくくなると栄養や酸素が身体に巡りにくくなったり、ゴースト血管による慢性炎症は細胞にダメージを与えてしまいます。
このダメージが蓄積されるほど病気になる可能性が高くなります。
血管の細胞はもちろん、心臓などの臓器の細胞にも悪影響を受けますので取り返しのつかない状態になるかもしれません。
毛髪
頭皮の毛細血管が少なくなると、元気な髪の毛を作りにくくなります。
髪の作られる本数も減り、また抜けやすくなる原因にもなります。
これは主に男性に多い症状です。
肌
一番に影響が受けやすく、症状が出やすいのが肌です。
肌の機能している毛細血管が減ると、シミやたるみ、シワ・くすみの原因になります。
栄養や酸素が行きわたらなくなるとターンオーバーが上手く行われないためです。
毛細血管は女性にとって、とても重要なんです。
ゴースト血管は年齢・性別関係なく、誰にでも起こってしまう症状です。
なるべく早めに改善や予防をしていかなくてはいけません。
そこで炭酸泉を利用することをおすすめします!
次回は炭酸泉を利用しての改善・予防について書いていこうと思います。