私たちが生きていくうえで必要な血液。
その血液を運んでいる血管。
血管は地球2周分の長さがあります。とっても長いですね。
また、血管は体中に張り巡らされ体重の8%、60キロの体重の人は約5リットルの血液が巡っています。
そんな大事な血管が病気になるととても怖いですよね。
今回はそんな血管の病気や予防方法について書いていきます。
血管とは
血管は「動脈」「静脈」「毛細血管」に分かれます。
動脈と静脈を流れる血液は違う点があります。
動脈は酸素を運ぶ際に使われます。
肺に溜められた酸素が動脈を通り全身に酸素を送り、送り終えた血液は二酸化炭素を含み静脈に行き、また肺に送られます。
ですので、動脈には酸素が静脈には二酸化炭素が含まれています。
血液の流れる圧力が強い動脈は壁が厚く、弾力に優れています。
逆に静脈は壁は薄く軟らかく、血液の逆流を防ぐ静脈便というものが付いています。
血管は血液中の酸素を運ぶだけでなく、栄養はもちろん水分や私たちが服用した薬など様々なものを体中に運んでいます。
そんな大事な血管になにか不具合が起きたらどうなるかとても怖いですね。
血管に多い疾患
まず、心筋梗塞や脳梗塞、脳出血などの症状は、元をたどれば血管の老化。
極端に言うと「動脈硬化」が原因となっていることが多いです。
動脈硬化は皆さんも聞いたことがあること思いますが、簡単に言うと
血管の柔軟性がなくなり固くなる症状です。
60歳以上になると男女関わらずどんな方でも見られます。
この動脈硬化が主な原因になっている心筋梗塞や脳梗塞などの症状を「心臓」「脳」が悪くなったと勘違いしてしまいそうですが、これらすべての症状の原因は「血管」にあります。
心筋梗塞、脳梗塞、脳出血は血管の3疾患を合わせると、死因第1位のがんと匹敵するほど多い死因となります。
逆に言えば、動脈硬化にならないようにすれば、血管による病気になりにくくなる可能性があるのです。
輪ゴムを思い出してほしいのですが、新品の輪ゴムは引っ張るとよく伸びます。
しかし、古い輪ゴムは固くなり、引っ張るとすぐに切れてしまいますよね?
血管も同じにように考えていただきたいです。
では、どうやって血管の老化を防げばいいのか。
次回に書いていこうと思います。