『血行促進は身体に良い』
これは皆さんもご存知かと思います。
でも血行促進の何が身体にいいのか?
あまり詳しくは知らないのではないでしょうか。
今回はなんで血行促進は身体にいいのかを書いていこうかと思います。
血液とは
人間の血液量は、約、体重の1/13の量があります。
男性が約8%、女性が約7%で人により若干の誤差があり、
体重60㎏の人であれば、約5リットルの血液が体内に存在していることになります。
血液は生きていくうえでとても重要なものであり、人間は全身の血液の約半分が損なわれると生きることができません。
血液中の成分
血漿
約90%が水でできています。約7%がタンパク質、脂肪、糖などで構成されています。
細胞に栄養分やアミノ酸、ホルモン、ビタミン類を運んだり、二酸化炭素、アンモニア、尿素などの老廃物を肺や腎臓に運ぶ働きをします。
また出血があった際に血小板や赤血球と一緒に血栓を作り傷を塞いだり、抗体があるので様々な病気から守ってくれます。
血球
血球の中には
血小板・・・傷の止血に働くものです。
血管を縮小し、ほかの血小板を集め血栓を作り止血します。いわゆるかさぶたの元です。
白血球・・・抗体を作って殺菌、免疫作用により病原体やガン細胞に攻撃
し、体を守る働きがあります。
赤血球・・・酸素と二酸化炭素の運搬をしてくれます。
また赤血球は柔らかく、自在に形を変えることができるので毛細血管のような細い血管にも入れることができます。
血液がスムーズに動き、様々な働きをしてくれることで私たちの体調は良くなります。
しかし、血液は私生活や年齢、病気などで血流が悪くなりたくさんの不調を誘発します。
血流が悪くなる原因
食事や栄養不足
食事の欧米化が進み、脂質や糖分の多い食事がメインになってきています。
魚や、野菜の摂取が少なくなり、血液を作る成分の不足、血管自体が硬くなり、うまく血液を運ぶことが難しくなります。
また、水分不足も原因にです。
血液中の水分が少なくなることでドロドロになりスムーズに動かなくなるのです。
運動不足
人間には1日に必要なエネルギーがありますが、その摂取したエネルギーが運動不足で消費されないでいると
血液中の中性脂肪や血糖がうまく排除されず溜まっていきます。
筋肉が少ない方は心臓や第二の心臓とも呼ばれるふくらはぎなど、
血液を送り出すポンプの動きが弱く、血液がスムーズ流れにくいことも起こってきます。
ストレス
人間は精神的なストレスを受けると自律神経である交感神経が働きます。
この交感神経は興奮状態になりますので筋肉が硬くなり血管が縮小します。
自律神経のバランスが乱れると交感神経が常に優先に立ちますので血流が悪くなるのです。
血流が悪くなると
血流が悪くなると身体の色々な部分で不調が起こります。
・手足の冷え
・血圧が低い
・平熱が36°以下
・少し動いただけで動機や息切れがしやすい
・イライラしたり集中力がなくなる
・疲れやすい
・肩こり首こり腰痛がひどい
・身体が浮腫む
・肌が荒れる
・顔色が常に悪く、目のクマができやすい
悪化すれば心筋梗塞、脳梗塞など重篤な病気を起こす可能性も出てきます。
次回は血流の改善、なぜ炭酸泉が効くのかをご説明します。