炭酸泉は何故アトピー性皮膚炎に効果的なのでしょうか?
実は様々な作用が相乗効果を出してくれるのか大きなポイントとなってきます。
基本的なアトピー改善に必要なこと
食事・・・卵、牛乳など高タンパクの食事はアレルギー源になる恐れがあり、
アレルギー源である食べ物を知り、なるべく避けることが大切です。
体温・・・低体温を改善することで新陳代謝や免疫力を上げることが可能になります。
肌の状態・・・清潔に保ち、保湿などスキンケアを行いましょう。
ストレス・・・ストレスは心身ともに悪影響を与えます。なるべくストレスフリーを目指しましょう。
環境・・・ハウスダストやダニなど、アレルギー源を排除する必要があります。
薬・・・外用薬、内服薬、塗り薬を使うことで、症状の悪化を止めましょう。
これらが必要不可欠になってきます。
特にアトピーに悩む方に多く共通することに低体温があります。
アトピーなどアレルギー反応は身体の免疫システムの崩れからともいわれ、
特定の抗原に対し過剰に反応してしまうのがアトピーの原因です。
基礎体温が低いと免疫力はもちろん下がり、免疫システムの崩れを誘発します。
実際アトピーに悩む方は肌表面は熱く、身体内部は冷えている低体温の状態といわれているいます。
何故炭酸泉がアトピーに効くのか
炭酸泉を使うことにより低体温の改善
低体温の症状の多くは血行不良が原因です。
炭酸泉を使うことにより血管の血流促進を促し基礎体温を上げていきます。
また、血行が良くなるとアトピーを治す為の栄養素や酸素が肌細胞隅々に届けられ肌の状態を改善します。
肌の状態を改善
炭酸泉は肌と同じ弱酸性です。
弱酸性のお湯は普通のさら湯よりも刺激が少なく、かつ弱酸性の効果により清潔を保ちます。
さら湯に比べ保湿力が抜群に高く、炭酸泉は浸る化粧水ともいわれており、
炭酸泉に浸かると痒みの活性酵素を除去する効果もあるため入浴後の痒みが収まります。
ストレスの軽減
炭酸泉に浸かると自律神経のバランスが整います。
イライラや不安な気持ちが高まっているときは交感神経が働いており常に緊張状態になり、この状態は血管を縮小させる作用があります。
炭酸泉に浸かると、この交感神経は副交感神経に切り替わりリラック状態になるため血管も広がります。
痒みなどのストレスはアトピーを悪化させる原因にもつながりますので非常に効果的です。
免疫力の向上
炭酸泉に入浴すると体内にHSP(ヒートショックプロテイン)が発生します。
このHSPはダメージを受けた細胞や異常細胞を修復し、正常な状態に戻す作用があるため免疫向上が期待できます。
また、HSPの異常細胞の修復や、炭酸泉を使用して発生数が増える効果は研究で成果が出ており、医療機関でも活用しています。
皮膚の壊疽再生
アトピーはもちろん、様々な要因で傷ついてしまったり、壊疽が出来てしまった肌を再生させる効果があります。
実際にアトピー症状をお持ちの方が炭酸泉を毎日使うことでステロイド剤を塗らずに症状が収まったという結果も出ていますので、効果には大変期待が持てます。
炭酸泉による血行促進が肌の再生に必要なターンオーバーを後押ししていることが要因かと思います。