今回は炭酸泉を使用した褥瘡(床ずれ)の治療方法について書いていきたいと思います。
目次
炭酸泉を使うと何故、褥瘡(床ずれ)が治療できるのか
褥瘡ができてしまう原因は、同じ箇所に長時間の圧がかかることによる血行不良が原因ですので、血行が促進されることにより改善に期待できます。
治療のメカニズム
患部に高濃度炭酸泉を浸けると、二酸化炭素の微粒子が血管内に吸収されます。
二酸化炭素が血管の中に増えることにより、脳が酸素不足と勘違いを起こすため酸素をたくさん取り込もう指示を出し、
その結果血管が拡張され血行促進につながります。
血行が促進されると身体全体の酸素供給の効率が高くなるため、褥瘡患部の酸素供給の効率も上がり、細胞の再生に期待ができるので治療に効果的といえます。
炭酸泉に身体全体を浸けることができない場合は、1日に数回、タオルやガーゼなどに炭酸泉を含ませた後患部を覆うことで代用できます。
褥瘡治療以外での効果
高齢になると肌の新陳代謝が上手く行われにくくなり、肌自体が弱くらるため外部からの刺激に対して敏感になったり、肌の自然治癒力が弱くなってしまいます。
炭酸泉の血行促進効果は、身体の自然治癒力も高めていく効果が期待でき、
腰痛や関節痛など、痛みの緩和にも有効とされています。
これらの改善により日々の生活の質が向上するため、ストレスや、メンタル面にも良い影響を与えることができます。
自宅介護でも家庭用炭酸泉装置を使えば炭酸泉が簡単に使用できます。
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