女性 51歳
右腕に熱湯をこぼし、第2度熱傷受傷。
広範囲に水泡やびらんが認め、一部潰瘍形成部位も確認できた。
皮膚科への連日通院の上、患部に炭酸パック5分施行。
そのあとはぬるま湯で洗浄し、エキザルベ軟膏を塗った。
結果
熱傷部位に炭酸パックを使用すると、我慢ができるほどの痛みや施行後の発赤があるものの、二次感染や施術による出血は無かった。
パックの洗浄直後には血行改善がはっきりと肉眼で観察できるほどの潮紅が患部にみられた。
通常は上皮化するまで約2~4週間程度必要とされるが、1週間にはほぼ上皮化し、約一か月後には瘢痕や色素沈着も残さず改善した。
炭酸による血行促進および創傷治癒促進作用、そして色素沈着の抑制作用が極めて有効であると考えられる。
文献・参考 〈Piatinade~プラチナーゼ~〉
発行所 株式会社 七星出版