健康
皆様は、電車・エレベータ等での狭い空間や、密着しなければいけない時に体臭を気にしたことはありますか?
隣の人から少しニオう…
自分から体臭が出ていないか気になる…
など、生きている以上体臭は切っても切れない存在です。
そんな体臭も、炭酸泉を使えば予ニオイの軽減や予防ができるのはご存知でしょうか?
体臭とは
体臭は、主に皮膚の雑菌により汗・皮脂・垢に含まれる成分が分解されたときに発生したガス(揮発性成分)が臭うものとされてます。
汗をかくことにより雑菌が繁殖しニオイが生じます。
体臭の原因
汗
汗は身体の体温調節や皮膚の保湿をする際に必要なものです。
また緊張やストレスを感じたとき、辛い物を食べたときなどにも汗が出ます。
皮膚にはさまざまな種類の雑菌(皮膚常在菌)が付着しており、この皮膚常在菌は、分泌した皮脂と水分が混ざりあってできた皮脂膜に存在しています。
皮脂や汗は分泌されたばかりではほぼ無臭なのですが、時間が経って皮膚常在菌が皮脂や汗に含まれる脂質やタンパク質、アミノ酸などの成分を酸化させ分解し不快なニオイのするガス(揮発性成分)を出します。
特にわきの下、性器の周り、耳の後ろは汗をかきやすくガスが籠りやすい部位です。
汗をかいた後はなるべく早くタオルで拭きとったり、シャワーを浴びるなど清潔にすることが大切です。
病気
病気により、ニオイを発することもあります。
・脂漏性皮膚炎
皮脂の分泌が盛んな部位にできる湿疹です。
名前のとおり、脂っぽいニオイがします。
しかし、きちんと皮膚科に相談し適切な処置をすれば治る病気です。
・糖尿病
糖尿病は糖の分解が身体の中でうまく行われないため、体臭として甘酸っぱいニオイがするといわれています。
・腎機能の低下
腎臓機能が低下すると、身体の中にある老廃物や、汗に含まれているアンモニア濃度が高くなりアンモニア臭がします。
疲労臭ともいわれ、疲れているときにも出やすい体臭です。
身体を清潔にしていても、根本的な身体の疲労や腎臓機能の低下によって何度でも再発します。
ストレスを溜めないことや、水分を取りながら身体を動かし老廃物とアンモニアを速やかに排出することが大切です。
・パーキンソン病
パーキンソン病は身体の様々な部位の調節ができなくなる病気です。
足や腕を動かすことや、自律神経の障害、精神的障害など様々な症状がでます。
その中に、皮脂を出す脂漏腺の調節ができなくなる場合もあります。
脂漏腺が活発に働くため、今まで嗅いだことのない独特なニオイを発する場合があります。
・便秘
便が上手く排出されないと、身体の中で腐敗が進みます。
便は栄養分を抜き取ったものですので生ごみと考えていただくといいかもしれません。
身体の中で腐敗した便は、ニオイと毒素を出します。
この臭いや毒素は身体の中吸収されやすく、血管を通して全身に回ります。
その臭いが皮膚から外に出ることによりおならのような臭いが発生するのです。
また、このニオイや毒素は肺にも回りますので口臭としても排出されます。
様々な体臭がありますが、一番は身体を清潔にし、健康でいること。
次回は炭酸泉を使用しての体臭改善について書きたいと思います。