●そもそも入浴剤って何?●
たくさん種類のある入浴剤ですが、大きく分けて
無機塩類、生葉類、酵素類、有機酸類、保湿剤
に分かれます。
無機塩類はお湯自体を軟らかくする
生葉類は温熱効果を高める
酵素類は皮膚を洗浄する
有機酸類は重層など炭酸塩によってお湯のphを調節し、炭酸ガスを発生させる
保湿剤は肌の保湿を助ける
の5つに分かれます。
今回は入浴剤の中でも人気な有機酸類の炭酸入浴剤についてご紹介したいと思います。
●入浴剤の種類●
炭酸入浴剤の種類には主に固形タイプ、粉末タイプに分かれます。
どちらも効果に変化はありませんので、使用しやすいもので選ぶのがいいかと思います。
市場でよく出回っているのは固形タイプの方が多いので、まずはこちらから試す方が気軽にできるのではないでしょうか?
固形タイプ
粉末タイプ
●気を付けたいポイント●
炭酸入浴剤を使う際に気を付けたいポイントが2つあります。
*固形タイプも粉末タイプもすべて溶け切ってから入浴をすること
入れた瞬間に炭酸が発生しそれが身体にいいと間違えてしまいますが
本来はすべてが溶け切った後、入浴することが正解です。
すべて溶け切った後お湯と炭酸が均一に混ざり合っている状態になります。
溶け切る前に入浴してしまいますと、入浴する際の衝撃で炭酸が多く抜け、お湯に混ざり合う炭酸が少なくなってしまいます。
入浴の際はすべて溶け切ってから、お湯にあまり衝撃を与えないようゆっくりと入りましょう。
*お湯の温度、入浴時間
お湯の適正温度は35℃~39℃に、入浴時間は約10分~15分が良いとされています。
お湯の温度を上げすぎると炭酸が抜けていく原因になりますので
追い炊きもあまりおすすめできません。
お湯の温度が低すぎるのでは・・・?と心配される方が多いかと思いますが
炭酸の血行促進効果より体感温度が約2℃ほど高く感じられるといわれています。
入浴時間は個人差があり、その時の身体の調子にもよりますので身体と相談してから入るようにしましょう。
好きな音楽や本など、リラックスできる環境を作るのも大事ですね。
*炭酸入浴剤の選び方
炭酸入浴剤を選ぶ際に見ておきたいポイントとして炭酸濃度(ppm)があります。
この炭酸濃度は高いほど身体に良いとされていますので選ぶ際の基準になります。
一般的な炭酸入浴剤の濃度は約60~100ppmとされています。
実際に医療やスポーツ、美容サロンで使われている炭酸濃度は1,000ppm以上になり、
自宅で炭酸入浴剤を使ってこの濃度を得ることはなかなか難しいとされています。1,000ppmに満たないから効果が無いというわけではありませんが、炭酸濃度に比例して炭酸効果が上がりますので、効果としては高濃度炭酸泉と比較して10%程度となります。
そんな中、最近は1,000ppmの高濃度炭酸泉を作れる炭酸入浴剤もありますが、ここまでの濃度なるべく出そうとするとお値段もぐっと高くなり、一回分約¥1,500~¥2,000代になってきます。
自分に一番良い炭酸入浴剤を探すのも楽しいかもしれません。
この機会にぜひ炭酸の効果を実感してみてください♪